光の方向性を考えるのは必然とともに

なにかを撮影するとき、まず目に入るのは「被写体」だとは思うのですが、観る人が判断するのは「ピントが合っているから」とかいろいろ要件はあると思うのです。

最近ひとつ思ったことがあって、それは誘導されている要素。という部分

作者の意図して促しているときもあるでしょうし、知らずの内にそうなっていることもあると思います。

もっというと、もしかしたら撮っている自分自身が無意識に誘われている、かもしれない、ということ。

意識するしないに限らず、人はどんなふうにそうなっていくかはいろんな要件があると思うのですが、写真においてはやはり光のあり方、とりわけ方向性は重要なポイントになるのではないかと。

シンプルに、真正面からの光〜逆光から、などいろいろありますが。明るい方に目が行く、というものあると思うのです。

たとえば、左に影が溜まっていて、右に光があった場合、多くのケースで「右から光が差し込んでいる」という認識になるかもしれないですよね。たまたまそこが明るいだけですが、「差し込んでいる」、つまり向かってきている。と。そして、それを認識して視点はそっちに引っ張られている、そんなことが起きているわけです。

関連記事

  1. フィルムという体験がデジタルを鍛えること

  2. アートフェアという場所

  3. 四季のある日本は周囲からは羨まれるらしい

  4. 井の頭公園の桜

  5. 視線の流れは意図して意図せず

PAGE TOP